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タイトル名 |
マッキントッシュの男 |
レビュワー |
鱗歌さん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2019-02-12 21:38:52 |
変更日時 |
2019-02-12 21:38:52 |
レビュー内容 |
高校生くらいの時に初めて観た際には、ドミニク・サンダって美人だな、という印象しかない作品でしたが(今観てもやっぱり美人だと思う)、いやいや、これ、こんな面白い作品だったのか、と。ストーリーを完璧に忘れてたもんで、とても楽しめました。 ポール・ニューマンがダイヤの強奪を依頼され、とりあえず成功するも、逮捕されて刑務所へ。という、どこに行きつくのかよくわからんオハナシで、はてさてどうなるのだろう(もちろん、絶対何か裏があるよね、と思いつつ観てるのだけど、なるべくそのことは気にしないようにする)、とワクワクしてきます。 もっとも、最後まで観ても、イマイチ要領を得ないオハナシのような気もするんですけどね・・・もしポール・ニューマンが脱獄に誘われなかったらどうするんだろう? 結局彼は消耗品に過ぎない、にしたって、成功の確率低すぎないかい? まあ、最終的にどの程度ツジツマがあうかよりも、中盤の、物語がどこに行きつくかわからないサスペンスが面白いワケで、充分に楽しめますし、どこか、ポール・ニューマンというヒトの、いかにも軽薄そうな感じの存在自体が、「裏の世界」に対する表の皮相的な世界を象徴しているようで、役にピッタリはまっているような気がしてきます。 モーリス・ジャールのやや滑稽な音楽も、作品にシニカルなテイストを加えています。 |
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