|
タイトル名 |
無問題(モウマンタイ) |
レビュワー |
鱗歌さん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2005-08-23 23:23:16 |
変更日時 |
2005-08-23 23:23:16 |
レビュー内容 |
これはすばらしい! この陰影に富んだ映像! 華やかな映画スタントの世界を一歩離れれば、パッとしない薄暗い日常、しかしそこには必ず微かな光が射している。この陰影に溢れた世界、そこには男の孤独があり、男の哀しいサガがある。まさに一大映像叙事詩と呼ぶに相応しい映画ではなかろうか。オカムラサンの明らかに不必要で過剰と思われたセリフ、これだって実は、ここでは必然性を得ているのだ。そう、このダサさこそが本作の命。モテなくったっていい、オクテだっていい、ダサくドン臭く、しぶとく生きて行こうじゃないか。ほろ苦く、切なく、そして闇の中でキラリと光芒を放つ、愛すべき作品である。え?そんなに褒めちゃっていいのかって? 無問題、無問題! |
|
鱗歌 さんの 最近のクチコミ・感想
無問題(モウマンタイ)のレビュー一覧を見る
|