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タイトル名 |
大いなる男たち |
レビュワー |
鱗歌さん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2011-08-18 09:08:59 |
変更日時 |
2011-08-18 09:08:59 |
レビュー内容 |
69年作品。時代のニューシネマな流れを無視し、「映画はやっぱり西部劇。これが西部劇でございます」的な、殊更にオーソドックスな筋立ての作品。まだ60年代の作品なのに、すでに「昔の映画って、良かったよね」みたいな時代遅れな雰囲気が漂っているのですが、その分、サービスの行き届いた作品にもなっております。南北戦争で戦った者同士が、互いに反発しながらも次第に協力して敵と戦うとか。白人の娘と先住民の青年が恋に落ちるとか。ノリノリの大乱闘があるとか。馬の大群でスペクタクルを演出するとか(味をしめたか『チザム』でも同様の手法を蒸し返す)。この当時の純然たる娯楽作品で、すでにこれだけ“記号化”を行っているというのも、まあ大したものだとは思います(単なる過剰サービスとも言える)。という訳で、「ダイナミックで懐かしくて楽しい作品であれば、それでいいじゃないの」という作品です。最後に2点ほど。・『エアーウルフ』でお馴染みのジャン=マイケル・ヴィンセントが出てます(観てて何だか似てると思ったんだ)。・冒頭のタイトルバックで、人々が列をなして歩いているシーン、思いっきりカメラの影が入っているような気がするのですが・・・。 |
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