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タイトル名 |
あの丘越えて |
レビュワー |
鱗歌さん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2022-03-15 22:14:47 |
変更日時 |
2022-03-15 22:14:47 |
レビュー内容 |
田舎育ちの野生児指数バリバリな少女がある時、離れ離れに都会で暮らしている父のもとに呼ばれて・・・というお話なのですが、主人公の少女を演じるのが美空ひばり、だもんで、「少女」に見えない、美空ひばりにしか見えない。その歌唱力には、圧倒されまくり。 彼女が起こすプチ騒動の数々、終盤だけちょっと大ごとになるけれど、最後は取って付けたようなハッピーエンド。これがもう、本当に取って付けたようで。もしかして、これは現実の世界ではなく、少女が大正池に入水自殺した後の、死後の世界なんじゃなかろうか、と疑いたくもなります。なりませんか? 彼女を育ててくれた「お婆」が、泣かせます。最初の方で、汽車に乗った美空ひばりの手を握りながら、信じられないような全速力で汽車に併走するお婆の姿。まさしく命懸けですよ、これは。迷シーン、かつ、名シーンです。 |
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