みんなのシネマレビュー
オズ/はじまりの戦い - 鱗歌さんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 オズ/はじまりの戦い
レビュワー 鱗歌さん
点数 7点
投稿日時 2016-12-29 12:07:32
変更日時 2016-12-29 12:07:32
レビュー内容
冒頭に流れてくるダニー・エルフマンの音楽が、早くも我々をティム・バートンの世界へといざなってくれます・・・あ、違った、サム・ライミなんだそうです。
売れない奇術師が、ひょんなことからファンタジーの世界へと飛ばされてきて、魔女と戦うハメになる、というオハナシ。奇術を駆使して敵に一泡吹かせようとする、なんて聞くと、映画の特殊効果マンが持ち前の技術を駆使して敵と戦う『F/X 引き裂かれたトリック』なんて作品を思い出したりもするのですが、本作の面白さは、そういう物理的な部分にとどまらなくって、そう、まさにあのMGMの『オズの魔法使』におけるオドロキにも繋がるものがあります。CGなんぞ当然無い時代に、まさかと思うような不思議を、カメラを通じて我々の前に展開してみせたあの映画は、まさに一大奇術ともいうべき作品で、驚きと楽しさに満ちておりました。一方の本作、モノクロとカラーを使い分けるなどして明らかに『オズの魔法使』を意識した作りになっているけれど、だからと言ってもはやCGの時代にアレと同じことはできない訳で(同じことしようとしたら、単なるギャグになっちゃう)、そこは一線を画して、CGならではの面白さを追求してます(あのエテ公のいつも困ったような表情、可笑しいと同時に愛着も湧いてきて)。ただ、それでもなお、奇術師を主人公に据えただけのことはあり、ここにはやっぱり『オズの魔法使』と同じく、奇術の楽しみがあります。CGが使えるからといって何でもかんでも見せりゃいいってもんじゃない。相手の意識を手玉に取り、裏をかき、時には相手をじらせ、時には見てないものを「見た」かのように相手に錯覚させる。主人公の言動にもそういうのが現れていて、空中浮遊の術の最中に「ワイヤーで吊ってるぞ」と騒ぐ観客の前で、そのワイヤーを切って見せるのなんか、まさに裏をかく楽しさだし、それと同時に、映画観ながら理屈ばっかりコネてるんじゃねえぞ、と言われてる気もしてきます。終盤、いったん魔女に倒されたと見せかけた後で復活するまでの間、「まだ早い!」とじらせ続けるのなんかも、「復活する」という事実が楽しいんじゃなくって、そのじらされる緊張感を演出することこそが、奇術の、そして映画の楽しみなんでしょう、と。しかも、いざ復活のゴーサインを出したらトラブルでうまくいかず、我々も焦らされる、というメタ構造のオマケ付き。
さすがティム・バートン。あ、サム・ライミでしたっけ。
鱗歌 さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2024-12-01ツォツィ76.28点
2024-11-30ザ・リング75.13点
2024-11-30グラディエーターII 英雄を呼ぶ声76.40点
2024-11-24犯罪王リコ87.50点
2024-11-23まむしの兄弟 二人合わせて30犯88.00点
2024-11-23がんばれ!!タブチくん!! あゝツッパリ人生74.42点
2024-11-23ザッツ・エンタテインメントPART277.66点
2024-11-23LOOPER/ルーパー65.93点
2024-11-17導火線 FLASH POINT56.42点
2024-11-17スプライス65.08点
オズ/はじまりの戦いのレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS