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タイトル名 |
チャイナタウン |
レビュワー |
鱗歌さん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2005-09-10 14:52:58 |
変更日時 |
2005-09-10 14:52:58 |
レビュー内容 |
ダム建設の裏に隠された陰謀、そして哀しみ。真相が明らかになるまでに物語は二転三転し、先が読めないが、これって、事件が複雑なんじゃなくてニコルソン探偵がイマイチしっかりしてないからややこしくなってるんじゃないのか~。まあ、ミステリたるもの、謎さえ解き明かしてくれれば作り手の最低限の義務は果たしちょるわけで、とりあえずOK、結末がハッピーエンドである必要はない。コノ映画、ラストは後味が悪いが、そもそも映画の冒頭からして、青姦写真のドアップ→ジャック・ニコルソンとバート・ヤングが登場、という品の無さ(笑)。実に容赦がない。考えようによっては、暗いラストが予告されているようでもある。そもそも、理想的なヒーローが活躍する小気味良い世界、ではないんだな。ただ、個人的には、映画の哀感を高めるにはちょっと物語の展開を複雑にしすぎた気もするんだけどね。ゴールドスミス御大の音楽、あの哀愁あふれるメロディもよいのだけど、やはりサスペンスシーンで流れる尖鋭的な音楽が、やはり御大らしくて、よろしおますな。 |
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