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タイトル名 |
ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー |
レビュワー |
鱗歌さん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2017-07-26 23:35:25 |
変更日時 |
2017-07-27 07:26:33 |
レビュー内容 |
ゴジラにしても本作にしても、ギャレス・エドワーズという人は本当に、元シリーズのファンを裏切らないですね。まさにファン代表といったところ。ただ、それが限界でもあるのでしょう。夢を膨らませ続けた挙句、裏切者扱いされてしまったジョージ・ルーカスとの大きな違い。 この映画も、本当に元シリーズを大事にしてる。この作品を作った理由って、エピソード3とエピソード4との「製作時期の違いを埋めるため」ただそれだけなんじゃないか、とすら思えてくる。エピソード4のクラシカルな特撮をまーったく否定せず、腫物を触りでもするようにここに再現していて、さすがにファンに媚びを売り過ぎなんじゃないの、と思いつつも、確かにこの作品を挟めば、CG満載のエピソード3から、CG黎明期というべき発展途上の特殊効果、予算も潤沢でなかったエピソード4へ、なーんとなくうまく繋がっちゃいそう。 さらには「ローグ・ツーなんていう続編を作るつもりないですよ」とばかり、惜しげもなく登場人物たちを退場させていくわけですが・・・ そういった諸々の「遠慮」が、作品の存在感そのものを小さくしてしまっているようにも感じます。 ファンに嫌われない程度の登場人物たちが、嫌われない程度の活躍を演じて見せ、その挙句に、どうも存在感が薄くなってしまって。 スターウォーズ・サーガの陰で人知れず散っていったものたちの、忘れられてゆく哀しみ、みたいなものをここで表現したかったのかも知れないけれど、存在感自体を我々にしっかり植え付けてくれなきゃ、忘れる前にそもそも覚えられもしないワケで。それこそ、10年も経ったら映画ごと忘れられてしまわないか、ちょっと心配。 |
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