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タイトル名 |
マンハント(2017) |
レビュワー |
鱗歌さん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2020-09-13 16:12:51 |
変更日時 |
2020-09-13 16:12:51 |
レビュー内容 |
子供の頃、街で見かけるハトはどうして皆、ハト色をしていて、手品で見かけるような真っ白なヤツがいないんだろう、とか思ってたけど(だからちょっと白っぽいヤツを見かけただけで、妙に嬉しくなった)、なるほど、あの頃はまだジョン・ウーが日本でロケ撮影してなかったから、なんだな。 という訳で、『君よ憤怒の河を渉れ』をジョンウー・カラーで染め上げ、さらにはその上から福山カラーで染めまくった、謎の怪作がコレ。ストーリーに関係なく、無理やりアクションを挿入し、無理やりハト小屋をぶっ壊す。敵が唐突に襲ってくる上に、福山雅治も唐突に現れて大乱戦。 『君よ憤怒の河を渉れ』と言えば高倉健、高倉健と言えばブラックレイン、ブラックレインと言えば大阪。という事なのかどうかは知りませんが、大阪らしいテキトーさのお陰で、堂島川?土佐堀川?での水上バイクチェイスとか、大阪上本町駅での大立ち回りとか、なかなかエグいロケが敢行されています。 一方で、ハルカスからの眺めなども、なかなか悪くないですな。 國村隼率いる天神製薬。いやこんな楽しそうな企業、日本に無いでしょ。でももしももしもバブルが崩壊してなかったら、やっぱり日本はこんな企業だらけになってたんだろうか。惜しい事をした。 で、それはともかく、映画の中身ですが・・・これがもう、ワケがわかりません。いやワカランことは無いけど、すべてにおいて繋がりが悪い。単発。作り手もどこか「やりたいことだけ押し込めたら、それでいいや」と割り切ってるみたいな気が。 チャン・ハンユーと福山雅治のダブル主演、と言いながら、どちらも物語の中心にいない、どこが中心かよくワカラン映画、でした。 ところで、終盤近くで流れる音楽は、プッチーニの「トゥーランドット」第3幕ですね。 |
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