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山猫は眠らない6 裏切りの銃撃 - 鱗歌さんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 山猫は眠らない6 裏切りの銃撃
レビュワー 鱗歌さん
点数 5点
投稿日時 2021-02-20 13:55:07
変更日時 2021-02-20 13:55:07
レビュー内容
もう二度と登場する事は無いし、二度と登場する必要も無かろう、と思われたビリー・ゼインが、性懲りも無く再登場。一方の我らが大スター、トム・ベレンジャーの姿はそこには無く、5作目は無かったこと、とでも言うつもりなのか、まるで、4作目の続きですよと言わんばかりの、ビリー様の涼しい顔。
これってもしかして、偶数作目は奇数作目をフィクションだと主張し、奇数作目は偶数作目をフィクションだと主張する、一種の「匣の中の失楽」みたいなシステムなんでしょうかね。と、少し不安になってくる。
それはともかく。
アナログ体育会系の山猫シリーズにも、とうとうハイテク化の波が押し寄せてきた、と言う訳で、無人機が飛び交い、地上の敵への攻撃を繰り広げております。
となると、映画のオチとしてはその真逆、「やっぱりハイテクよりも、経験と勘がモノをいう」、ってな流れになるのが必定、そして実際、そういう作品なのですが、それにしては、終盤における「ハイテクを過信したことで陥ってしまう危機」の描き方が、これでは弱いんでないかい。もっともっと絶望的な状況に追い込まれないと、山猫ジュニアさまの経験と勘の有難さが、イマイチ伝わらんよね。
この作品に対して誰もそんなところに期待しとらんわい、と言われれば、もう、返す言葉もないんですけれども。
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