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タイトル名 |
ならず者(1964) |
レビュワー |
鱗歌さん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2021-12-21 23:00:02 |
変更日時 |
2021-12-21 23:00:02 |
レビュー内容 |
またも香港ロケ、と聞くと、もしかして同年の作品『東京ギャング対香港ギャング』の余りフィルムで一本、でっち上げたのではないか、などと邪推をしてしまうのですが、おそらくそんなことは無くって、あのザラつきまくった映像は今回は見当たりません。 が、ロケならではの独特の雰囲気(どこかアヤしく、いかがわしさも感じさせる)、ってのは本作でもしっかり味わう事ができます。 特に今回は、香港から横浜、さらにはマカオ、という、ある意味フルコース。 主演の健さん、いかにもギャングです、という格好をした、一匹狼。まずは殺しを成功させるものの、思わぬ展開が待ち受ける。 基本、スマートでクールな役柄ではあるのですが、殴り合い取っ組み合いのシーンがなかなかに凄まじい。中国人の婆さんをシバキ上げる場面の容赦の無さ。丹波哲郎と殴り合う場面などもヒヤヒヤさせられます。終盤の乱闘の激しさもまた。 いや、この作品、カッコいいです。 |
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