みんなのシネマレビュー
ベン・ハー(1959) - 鱗歌さんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 ベン・ハー(1959)
レビュワー 鱗歌さん
点数 9点
投稿日時 2019-01-28 22:26:44
変更日時 2019-01-28 22:27:44
レビュー内容
あきれる程の超大作。ではありますが、この作品の魅力はやはり、「折り目正しい文芸大作」らしからぬ残酷描写にあると思います。ハイ。
そりゃまあ、史劇と言えばスペクタクル、スペクタクルと言えば物量投入のド派手な演出、もともとがバカ映画と表裏一体の部分があるっちゃあ、あるんですけど、それにしても、あの戦車の競争シーンのエゲツなさ。かなりデスレース魂が入っちゃってます。ただでも4頭立ての馬がひしめき合って駆け回る迫力満点のシーンなんですが、レース中、これでもかと人が戦車に跳ね飛ばされ、馬に踏みつけられる、まーー残酷なこと。メッサラの乗るギリシャ式戦車のスーパー超合金ドリル(?)がガリガリと迫ってくる描写もギミック感バツグンで、ライバルたちの馬の脚を次々に粉砕し血祭りにあげていく、とまではさすがにエスカレートしないけれど、でも、ヒヤヒヤさせられます。
ガレー船のくだりも生々しくて結構、残酷なテイストに仕上がっており、太鼓の合図に乗って船を漕がされる奴隷たちの痛々しい姿などもドエラく執拗に描かれていて、結構、観ててクセになります。海戦シーン自体はミニチュア撮影で、1925年版に比べるとスケールダウンの印象がありますが(でもよく出来てると思う)、浸水する船底での奴隷たちの阿鼻叫喚の痛々しい姿も、かなりのインパクトです。これらの描写を経た後、九死に一生を得たアリウスとベン・ハーが救出される。提供された飲み水の最初の一口を、ひと呼吸おいてまずベン・ハーに差し出すアリウス。って、まあここだけ見りゃ、かなりクサいシーンですが、そう感じさせないのは、ここまでの執拗な描写、残酷な描写があってこそ。
というワケでこの映画、結構、「不良」してるよなあ、ってな所が好きなんですけどね。ただ、ラストが近づくにつれ、バカっぽさが無くなるというか、おとなしくなるというか、とにかくラストの雷雨のシーンが弱い気がしちゃうんですけど、どうでしょうか。
鱗歌 さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2025-03-22トリプルX95.66点
2025-03-15新・座頭市 破れ!唐人剣88.00点
2025-03-09追跡者(1998)65.81点
2025-03-02トライアングル(2009)87.11点
2025-03-02西部に賭ける女75.75点
2025-03-02座頭市御用旅66.75点
2025-02-24甦える大地56.33点
2025-02-23モータルコンバット(2021)55.53点
2025-02-08拝啓総理大臣様74.75点
2025-02-02ボヘミアン・ラプソディ77.40点
ベン・ハー(1959)のレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2025 JTNEWS