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タイトル名 |
ティアーズ・オブ・ザ・サン |
レビュワー |
暇人さん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2003-11-30 10:55:41 |
変更日時 |
2003-11-30 10:55:41 |
レビュー内容 |
やっぱり、ダメだ、アメリカンムービーって。アメリカンソルジャーは任務に関係の無い難民をも救出して、反体制派の兵士達は女をレイプするのですか?傷ついた子供や義足を映し出して、アメリカンソルジャーを美化しようという自慰的な映画のような気がします。ストーリー自体は、プライベートライアンのパクリなんだけど、感動を誘おうとしたり、本筋からは関係が無い自己正当化のための小ネタの演出によって、すっごく陳腐なものになってしまっていました。キャストにも不満が残りました。ブルース・ウィリスはもともと演技のできない役者だと思っていたので、今回なかなかシリアスな顔をしていて及第点なのですが、彼はコミカルな演技も上手い(『ダイ・ハード』シリーズや『ジャッカル』参照)ので、その一面が見られなかったのは残念でした。脚本的にしょうがないけどね。また、ヒロイン役のモニカ・ベルッチは残念ながらミスキャストですよ。彼女とてもきれいで高貴な顔立ちをしていますよね(『マトリックス』シリーズでご覧になったように)。んで、今回は戦場で泥と汗まみれになったわけですが、残念ながらあの凛とした輝きがありませんでした。がっかりです。脚本の大筋自体はとても面白いし感動的だと思うので、アメリカの自慰的な演出さえなかったらなぁと悔やまれてなりません。ずっと批判的な目で見ていたのに、音楽は美しいし、部隊の連中はそれぞれにとてもかっこいいし、最後は泣いてしまいまったのでね。「惜しい」映画と結論付けます。 |
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