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タイトル名 |
風立ちぬ(2013) |
レビュワー |
キムリンさん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2015-02-22 13:51:55 |
変更日時 |
2015-02-22 13:51:55 |
レビュー内容 |
普段あまり宮崎作品は見ないのですが、この作品を最後に映画製作から引退した記念的作品ということもあって期待してみましたが、正直ちょっと予想したものとは違っていました。後半ではゼロ戦開発の苦労話が描かれるのかと思いきや、堀辰夫の「風立ちぬ」をモチーフにした、実在の人物でありながら全くのフィクションの恋愛話となっていて、テーマ(職人の苦労話なのか、病を患った人への恋愛話なのか)を何にしたかったのかよくわかりませんでした。宮崎監督は本当にこれで達成感を持って引退したのでしょうか。 堀越二郎のご家族の了解はとってあるとのことですが、自分の祖父や父のありもしなかった恋愛話に対してどう感じたのでしょうか。(あの話を真に受けた人からは、あんたたちは後妻の子供なのか、と誤解されたのではないのでしょうか) ちなみに、奇しくもこの作品がテレビ上映される直前に放送された「永遠のゼロ」の中で、主人公がこんな戦闘機が生まれていなかったら戦争は起こらなかったのではないか、というような設計者への恨みごとを言うシーンがあったと思うのですが、その後だけに、なんか設計者の無邪気さに共感する気にはなりませんでした。 |
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