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タイトル名 |
タイタニック(1997) |
レビュワー |
じゃじゃ丸さん |
点数 |
10点 |
投稿日時 |
2003-06-21 17:18:16 |
変更日時 |
2004-06-19 04:28:17 |
レビュー内容 |
この映画は見事に「超おもしろかった派」か「超つまらなかった派」に別れる作品のようだ(少なくとも私の周りでは)そして自分は前者。確かにギリギリの線だと思う。主演の若い二人は自分の事しか考えていない。ハッキリ言って、恋愛も薄っぺらで単純。でもこれってすごい現実感あるんじゃないかな?私の周りはこんな人間ばっかりだから。私はそういう見方してるので若い二人の恋愛模様についてあまり文句はなかった。ビジュアル的にいいディカプリオがキャスティングされたのも仕方がないだろう(←ズルイくらいカッコいい。ありゃモテてもしかたない!)でも私がこのように高得点をつけるのは、やはり周りの人物やタイタニック号事件というもう一つのストーリーにある。最後まで演奏を続ける音楽家やベッドでお話を聞かせる親子はもちろんのこと、老ローズに「もう一度タイタニックに?」と尋ねるビル・パクストン(←何故かこのシーンが好きで)や、「いい人」であるキャシー・ベイツがとてもいいのだ。そしてもうひとつはタイタニックマニアともいえるキャメロンができるだけ忠実に一つの事件を描いたこと。海原を堂々と走るタイタニック号はやがて多くの要因が元になってついに最後を迎えてしまう。その過程を描くのに内装や衣装や小道具まで徹底的にこだわり、この事件にどのような事実があったかを細かく散りばめて描いた事に私は感心した。沈むシーンでのパニックの様子は恐怖を感じてしまうほど。この大スペクタクルに、私はゾクゾクした。ストーリー的に蛇足な部分もあるのだが、それでも私はこの映画を評価する。だからといって映画好きとしてのステータスや思慮の深さを問われたくはないが・・・ |
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