|
タイトル名 |
ジャンゴ 繋がれざる者 |
レビュワー |
ゆうろうさん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2013-08-17 12:20:04 |
変更日時 |
2013-08-17 12:20:04 |
レビュー内容 |
映画館で見たときは正直、面白いけど長すぎ!と思ったものです。最近BDを買って見直してみると、やっぱり長いんだけど、どのシーンもすべて面白い!これは楽しい。一見ダラダラ喋っているように見えても、裏にはキャラクターそれぞれの思惑が隠れていて、とてもスリリングな映画です。キャラクターが皆、嘘や秘密を持っていて、それがうまく物語と絡んでいます。同じ奴隷であるマンディンゴを見捨て、他の奴隷達からも憎まれるシーンなどはとても辛いしエグいところです。しかし、残酷なまでに「演技」することに徹したおかげで、クライマックスの脱出、反撃へと繋がっていくわけです。そしてジャンゴの「演技」ではなく「真意」を理解した男が一人ニヤリと笑う。このシーンが個人的に一番大好きなところです。見てるこっちもニヤリとします。タランティーノの「演技論」がふんだんに盛り込まれていますね(そういう意味ではベン・アフレックの「アルゴ」も似たような話です)。文字通り「演技合戦」が繰り広げられる映画なので、役者たちもとても活き活きしていました。サミュエルの演技を受け、ディカプリオがつられて素で笑ってるようにみえる箇所もあり、見てるこっちもクスクスしてしまいます。激昂したディカプリオが陶器を叩き割って手を怪我するシーンがありましたが、あれはアクシデントで本当に怪我してしまったようです。それでも演技をストップしないディカプリオの役者魂、アッパレ! |
|
ゆうろう さんの 最近のクチコミ・感想
ジャンゴ 繋がれざる者のレビュー一覧を見る
|