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タイトル名 |
イーオン・フラックス(2005) |
レビュワー |
sayzinさん |
点数 |
4点 |
投稿日時 |
2006-03-03 00:04:47 |
変更日時 |
2006-03-03 00:04:47 |
レビュー内容 |
「訳の判らない世界観の中で暗躍する、超絶身体能力を持った女暗殺者」というオープニングは、嫌でも「エレクトラ」の苦い記憶を呼び覚ます。また、かなり見飽きた感のある「未来の管理社会vsレジスタンス」という図式が、不吉な予感を抱かせる。「ガールファイト」の女流監督カリン・クサマとしては大出世の作品だと思いますけど、「ガール~」の鮮烈なイメージは皆無。かと言って特別なスタイリッシュさも無いので、「エレクトラ」程じゃないにしろ、全く新味の無い凡庸な仕上がりには違いありません。話を急ぎ過ぎてるのもどうかと思う。背景を巻頭でちょっとナレーションしただけで、監視システムの仕組みがどうなってるかとか、モニカンの能力や目的の説明等が一切無い。フランシス・マクドーマンドの正体も置き去りにされたまま終了。それにしても最近のSFでは、「クローンは記憶も再生する」って設定がすっかり当たり前になっちゃいましたね…、4点献上。 |
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