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タイトル名 |
フォーン・ブース |
レビュワー |
クルイベルさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2003-11-27 11:09:18 |
変更日時 |
2003-11-27 11:09:18 |
レビュー内容 |
主人公スチュが泣いたり、わめいたり、反発したり、懺悔したりする姿を見て、間違いなく犯人は自らを「神様」であると思った事だろう。スチュを最後まで撃たなかったのは、彼が「自称神様」にとって忠実であったからに過ぎない。現に犯人はその前に引き起こした2件の狙撃を実行した理由として懺悔しない事を挙げていたことからも容易に想像できる。一方で「自称神様」に狙われた側としては、これほど理不尽な事は無い。スチュ自体、懺悔するほどの悪事を働いているわけでもない。不倫だって未遂である上、罪悪感すら感じていた。あの程度で公開懺悔するなんて辛い話である。しかし「自称神様」はこの上ない幸福感を感じた事だろう。なぜならば、犯人が考えたシナリオのとおりに全ては推移し、完結したのである。などと考える事の出来た、ナカナカの佳作! |
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