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タイトル名 |
笛吹川 |
レビュワー |
東京50km圏道路地図さん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2022-07-14 12:40:20 |
変更日時 |
2022-08-22 03:15:12 |
レビュー内容 |
本来は大河的に描かれる武田家3代の60年程の時間軸。その領民生活の悲哀を2時間弱で描いているのでかなり駆け足。でも、長い歴史のスパンから考えれば、個々人の人生など芥子粒のようなもので、あっという間に儚く終わってしまうことを考えれば、駆け足で描くのも悪くないのかもしれない。史実的なことを考えると、この頃はまだ兵農分離(職業軍人)が確立しておらず、農民は兼業(徴兵か志願兵かも曖昧)だったのではないかと思うが、その辺の描き方がややいい加減だったのではないかとということと、最後の恵林寺のシーンは投降を呼びかけるものの僧侶が拒否したのであって、山門に押し込められて焼き打ちにあったわけではないので、こういうある種の煽情的な描き方には疑問がある。とはいえ、現代的に言えば、「国家と国民の関係」を描いているとも言え、いろいろと考えさせられる作品ではある。 |
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