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タイトル名 |
きみがぼくを見つけた日 |
レビュワー |
東京50km圏道路地図さん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2015-05-27 11:36:26 |
変更日時 |
2015-05-27 12:05:43 |
レビュー内容 |
時空モノでタラレバを言っても仕方ないのですが、ヘンリーはクレアと出会わなければ銃殺される事もなかったわけで(しかも出会いの場所で殺される。「パパあぶない!」は娘がトラベルして目撃したという事でしょうけど、ちょっと残酷なような。)、この運命の皮肉を消化できずに悩んでます。共和党&ライフル批判も含んでいるのでしょうけど。タイムトラベルという体裁をとっておきながら基本的には傍観者でしかなく、運命には逆らえないというのは中々よくできた設定。そこには変えられない過去を見る事の苦しみと変えられない未来が見えてしまう事の不幸しかありません(宝くじは余計でした)。未来は変えられないというかそもそも分からない。分からないから生きていける。でもいつかは必ず死ぬ。その時が来るまで、今を生きるしかないんでしょう。「待つ人生は送らないで」は死者からのメッセージでしょう。ある種の幽霊と考えてもいい。通常は死んだ人間は待っていても帰ってきません。遺された人間は死者を悼みながらも止める事ができない時間の流れを生きていくしかありません。挿入されていた映画(題名分かる人教えてください)の台詞「時は流れるもの、それが時の仕事よ。チクタクとね」が印象的。 |
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