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タイトル名 |
マッドマックス 怒りのデス・ロード |
レビュワー |
東京50km圏道路地図さん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2020-09-15 17:44:04 |
変更日時 |
2020-09-15 20:37:27 |
レビュー内容 |
荒廃した未来における資源争奪戦というのが本シリーズの基本的なモチーフだと思うのだが、そこに女性解放や障害者活躍といった現代的な社会テーマだったり、魂の再生といった宗教テーマだったりと倫理的問題も盛り込んでしまった結果、本来のテーマ性が薄れてしまって全体的な世界観がボヤけてしまった印象。好意的に見れば現代風に世界観をアレンジしたといえなくもないが、正直マッドマックスシリーズに倫理問題を持ち込むのはどうかと思う。マックスの存在感のなさは女性の抵抗運動に奉仕する役割でしかない事の証左だろうし、宗教的カリスマ(ジョー)への忠誠心から「仲間」への自己犠牲といったウォーボーイズ(ニュークス)の心情変化も荒廃した世界観の中ではウェットでミスマッチな印象を受ける。とはいえ、アクションは進化しているので、テーマ等は考えずに単純な「鬼ごっこ」として楽しむ分にはいいのかもしれない。 |
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