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タイトル名 |
鬼が来た! |
レビュワー |
亜流派 十五郎さん |
点数 |
10点 |
投稿日時 |
2004-02-18 23:51:36 |
変更日時 |
2004-02-27 21:31:25 |
レビュー内容 |
鬼というのは誰が鬼かではなく全ての人間の持つ鬼の部分を言いたいのではないでしょうか。日本軍が残忍なのではなく、たまたま軍人が日本兵であっただけであり、立場が変われば彼らも同じなのであり、残忍なのは軍隊であり、戦争なのです。花屋自身も武士でもなんでもなく彼らと同じ百姓なのであり、心を通わせつかの間の幸せを味わう。が百姓たちと絶対的に違うのは花屋がすでに軍人として人を殺して鬼になったことがあること。百姓たちが鬼になり花屋を殺していれば、あの村に悲劇は起きなかったかもしれない。首を切る鬼、首を切られる鬼よりも恐ろしいのはその光景をただ眺めている鬼どもである。 |
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