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タイトル名 |
コレリ大尉のマンドリン |
レビュワー |
kazooさん |
点数 |
4点 |
投稿日時 |
2002-08-31 10:21:40 |
変更日時 |
2002-08-31 10:21:40 |
レビュー内容 |
この映画の最大のミスは全てのセリフが英語で喋られている事だと思います。本来なら島民=ギリシャ語、ドイツ兵=ドイツ語、イタリア兵=イタリア語で喋られていて、お互いの言語が分からないので、占領された場合は精神的に追いつめられるはずだし、映画を観ている人間からすればさらに人種の違いをハッキリと分かるはずなのです。いい例が「ライフ・イズ・ビューティフル」の収容所のシーンで、映画を観ている人間にはドイツ語が分からないので緊張感が伝わってくるのです。映画の中ではコレリ大尉はギリシャ語を喋られる通訳的な描かれ方をされて、なおかつコレリ大尉と仲良くなったドイツ兵はイタリア語を喋られる設定で(でも「レコードプレーヤーをあげる」と島の女性に言ったのはギリシャ語??)、医者は物資配給係と喋っていたのでイタリア語も喋られる設定なのでしょう。他の島民と兵士達の直接の会話のシーンが殆ど無いので言葉は通じていないように描かれていますが、やっぱり全編を通してセリフは英語なので、その効果は薄く、占領された緊張感も、民族の違いというものの描かれ方も弱いですね。もっとドイツ語を最初から強調していたら、民族の違いが強調されて、イタリア軍に対して裏切り行為を計ったのももっと納得出来たはずです。 |
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