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タイトル名 |
わらの犬(1971) |
レビュワー |
aksweetさん |
点数 |
4点 |
投稿日時 |
2009-11-13 01:50:53 |
変更日時 |
2009-11-13 01:51:27 |
レビュー内容 |
自分の家の寝室で飼い猫が首を吊って殺されているというのに、いつまでもグダグダしている主人公。非暴力を旨としているのどうかはしらんが、そんな奴は「愚図な臆病者」を通り越した、ただの「人間の屑」である。
そんな犯罪的とも言える無精が招いた悪夢には、「そりゃそうだ」的な視線で観てしまう。同情の余地など、全く感じなかった。
そりゃ「イギリスの片田舎に越してきたアメリカン人妻がノーブラで、ガマン出来ないッ!」という陳腐なアダルトビデオ的展開にもなるわな。
終盤にかけて追い詰められていく主人公が漸くキレはじめ、結局無残な暴力によって解決する。何もかもが、遅すぎる。ダメ人間vs愚図主人公の泥仕合の結末としては、お似合いすぎる悲惨さ。そこは面白かった。
唯一グッときたのは、「帰り道がわからなくなった」と言われ、「私もわからん」とニヤついた表情で締めくくるラストシーン。 |
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