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タイトル名 |
ゾディアック(2007) |
レビュワー |
aksweetさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2007-11-05 00:08:40 |
変更日時 |
2007-11-05 00:14:02 |
レビュー内容 |
駄作→名作→駄作→名作・・・と続く、いわゆる「フィンチャー理論」でいくと、前作の「パニックルーム」・駄作→今作は名作なんじゃね?!と思いきや、(サスペンスを期待していただけに)かなりの期待ハズレ。
しかし、フィンチャー特有の只者ではない感は、やはり流石でした。
事件そのものよりも、事件に携わる刑事関係者・容疑者・マスコミ・観衆とも呼べるアメリカ国民・一人の漫画家。それら様々が様々に「ゾディアック事件」に巻き込まれていく、という災難の多様さと、未だ未解決であるという現実が相まっていて面白い。
「ゾディアック事件」が元ネタのダーティーハリーが作中に公開されるというのも、皮肉めいていて面白いし、音楽チョイスも時代性はキッチリ反映していたにもかかわらず、イマイチに突出していないという媚びの無さも、計算なのか天然なのかわからないがイイ感じ。
何とソコソコに楽しめたりしました。
蛇足ですが、「ER」グリーン医師役で頑張っていたアンソニー・エドワードが結構イイ役で出演しているのも、嬉しかった。ロリコン容疑者役で出演か?と一抹の不安もありましたが、吃驚するくらいにマトモな役だったので、逆に吃驚した。 |
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