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タイトル名 |
ラスト サムライ |
レビュワー |
poppoさん |
点数 |
10点 |
投稿日時 |
2007-09-30 19:14:08 |
変更日時 |
2007-10-03 15:48:35 |
レビュー内容 |
この映画はそもそもファンタジーなわけで、主演のトム・クルーズを侍の国に登場させ、その設定が日本史に疎い日本人以外の人々にも受け入れられるためには、史実との相違などは、もとより制作者にとってはたいした問題ではなかったのだろう。 事実、明治初期の世相や歴史にこだわりのない私としては「?」という部分があっても軽く右から左へうけながすことができた。 作品の核となるストーリーのテーマは異文化交流で、「いかに死ぬか」を尊ぶ侍と「いかに生きるか」が問われるアメリカ人が、各々の背景にある揺るぎない信念を越えて尊敬という名の絆で結ばれるという、美しい友情の物語。 ゆえに、勝元は誇りのために滅び行き、オールグレン大尉は誇りを取り戻すために生き続けるという、それぞれの結末が悲しくも清々しい。 大作の名に相応しい戦闘シーンの壮大さや、殺陣の美しさに充分すぎるほど楽しませてもらい、ラストでは久し振りに劇場で大泣きしたので、点数はもちろん「Perfect」です。 |
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