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タイトル名 |
クィーン |
レビュワー |
あなたのはレビオSir.さん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2011-09-13 18:26:03 |
変更日時 |
2011-09-19 17:26:42 |
レビュー内容 |
野生の鹿はなんかの比喩だったんだろうか。女王の信じる英国民の良識とか、女王へ向ける国民の信頼?逆に鹿狩りに熱心な旦那はダイアナ元妃を追い回したパパラッチとダブって見える。 王室側の代表格みたいなあの旦那がマスコミと同じに見える、なんて凄い皮肉だ。国民の規範となるべく伝統やしきたりを重んじた振る舞いの結果が、国民からの信頼の喪失とあの誹謗中傷。国民に全人生を捧げる、という誓いを即位直後から現在まで忘れていないっていうんだから尚更だろう。 女王への支持は回復した、なんて言いながら淡々とエンディングを迎えるから勘違いしそうだけど、これって相当悲劇的な物語なんじゃないのか。国民たちは自分を信じずマスコミの意見に同調し、女王は間違いと知りながらも自分の意見を曲げざるを得なかった。こんな事件を経験した後でも以前と変わらずに国民を信じることができるんだろうか?なんだか寒々しい気分になった映画だった。嘘。凄くあったかい気分になった。コーギーかわいい。 |
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