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タイトル名 |
ハウルの動く城 |
レビュワー |
池田屋DIYさん |
点数 |
3点 |
投稿日時 |
2004-11-21 19:03:10 |
変更日時 |
2004-11-21 19:05:57 |
レビュー内容 |
話がわけわからん。ストーリー展開に脈絡というものが存在しない。キャラクターは魅力的だった。あれだけ心配された木村拓哉は映画の中には存在しなかった。というより今回のキャスティングは大成功だったように思う。問題はそこじゃない。キャラたちはよくわかんないままに仲良くなって、泣いて、悩んで、お互いを好きになってる。なんか長い時間をかけて出来ていくものがあっという間に出来上がっていって、それが当たり前のように振舞う姿は疑問符の嵐だった。そこが最大の問題だった。 何度もスクリーンから目を離し、その脇に消火器が置いてあることに気づき、早く終わらないかな~なんて宮崎作品では一度も抱いたことのない感想がわいてきた。これ、「戦争」をテーマに加えてしまったことに原因があるんじゃないか。悲惨な状況を描いておきながら、なぜハウルとソフィーだけが嘆き、憤るのか。なぜあんなにも簡単に終わらせられる戦争だったのか。今の世界を見れば冗談で済まされないことは一目瞭然じゃないか。いままで人の力でどうにも出来ないテーマを選んで、あえて完璧な解法を示さず観客に問題提起してきたんじゃないのか。悲しくて仕方なかった。 そんな中で救われたのは、主役二人が抱き合うなか、ながれはじめた 主題歌。ものすごく感動した。谷川俊太郎はやはり偉大だった。♪涙の奥に ゆらぐ・・・ |
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