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タイトル名 |
エンジェル・アット・マイ・テーブル |
レビュワー |
onomichiさん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2004-01-24 13:23:51 |
変更日時 |
2004-01-24 13:24:42 |
レビュー内容 |
映像の美しさが叙情的である。情念的と言った方がよいか。そもそも美しさとは鑑賞者の叙情性を通した絶対的、内面的な受け取りである。この映画の内面世界そのもののような映像は、立ちのぼる詩情のバイブレーションとして、僕らの胸を奮わせる。「天使が通る」その微妙な空間の亀裂。エンジェルに誘われるようにして、詩情の世界にいそしむ主人公を周囲の人間が理解できないのは哀しいことかもしれない。でも本当に哀しいのは、実は周りの人間なのである。ある意味で悲劇的なのは、そういう僕らなのだと言えないだろうか。 |
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