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タイトル名 |
秒速5センチメートル(2007) |
レビュワー |
キャラメルりんごさん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2009-11-14 11:12:05 |
変更日時 |
2009-11-14 11:12:05 |
レビュー内容 |
思春期の危うさを上手く作り上げたなという感じです。孤独を装ってるナルシスティックな感じが本当に思春期の男の子ですよね。そもそも、距離を題材にするっていうのは素敵な発想だなと思います。秒速5センチってものずごくゆっくりだけど、確実に離れて行くんですよね。ゆっくりと遠ざかっていって、これからもう交わることがないのだけれど、最後に一瞬だけ近づけて・・・・だから、奇跡だと感じるし、もうそれで十分だと感じられたんでしょうね。桜花抄で「きっと大丈夫」とヒロインに言われた言葉を、「秒速5センチメートル」で自分で自分に対して言えたことで、彼は1人の大人として立てるようになったのかな。その引き換えに純粋さや健気さは失ったのだろうけど、それが大人になるってことですよね。。。。それにしても、まさよしさんの音ハメがすごかったです。最後の電車が通りすぎて誰もいない踏切のシーンは、まるで通り過ぎた電車の風がふわっと感じられたような気がしました。。 |
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