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タイトル名 |
もののけ姫 |
レビュワー |
たつのりさん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2003-09-01 07:04:36 |
変更日時 |
2003-09-01 07:04:36 |
レビュー内容 |
宮崎アニメのヒロインは完全無欠で信念が深い場合が多いです。だから女性が余り共感できないのはわかる話です。でもそういった女性だからこそ、ルパンやラピュタのパズーのように、がむしゃらに守ったり助けたりすることに共感を覚え、ロマンを感じられるわけです。女王を守る騎士のようにね。しかしです。ことその信念が環境問題に向かうと何か違うんですよね。完全無欠さが暴走ぎみにうつるんです。結局は対人間という構図。ひょっとしたら、虫より人間を下に見る感じ。神の真似事な感じ。自然のためなら人間はいらないと言いそうな感じ。融通さがないのが仇になりえるんだな。クラリスやシータと違って、ナウシカやもののけ姫には人間の弱さ、脆さをつつんでくれない怖さを感じるわけです。いやもちろんテーマは大事なことですよ。でも映画館に環境について考察するためだけにいくわけではなく、キャラやストーリーを楽しむのも大事なはず。そのキャラがもののけじゃきついんですよね、正直。娯楽を見たい自分には、どこに共感をよせればいいかわかりにくいんですよ。 |
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