みんなのシネマレビュー
ドーン・オブ・ザ・デッド - FSSさんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 ドーン・オブ・ザ・デッド
レビュワー FSSさん
点数 3点
投稿日時 2005-01-30 09:53:53
変更日時 2005-02-01 14:06:24
レビュー内容
映画にはたまに「緻密な計算」と「偶発的要因」の相乗効果によって出来た「奇跡的な作品」が存在する。ホラーで言えば「悪魔のいけにえ」や「ゾンビ」がそうだが、問題はリメイクをするには、余りにもオリジナルが完成され過ぎている事だろう。絶妙なバランスの上に構築されている作品を変にいじっても失敗するだけ。

今作の最大の失敗は、ゾンビを全力疾走させてしまった事だ。そのせいで、単に「怪物に襲われる」という肉体的な恐怖感がメインになってしまい、「生と死」、「日常と非日常」というテーマについて考えるヒマもなくなっている。これではただのモンスターパニック映画と何も変わらない。

「ゾンビ」におけるテーマの本質とは、よく知る肉親や恋人が、まるで「異質」な存在に変貌してしまうという絶望と哀れみから命の意味を考え、「人間性を失われた存在」を目の当たりにする事で、人間の心のあり方を考える事にある。死すら相対化された世界で、生き残った者の生き様を観客が見る事で、自分自身の人間性と向き合わされるという構造が「ゾンビ」という作品の本質だろう。

今作は登場人物が多い事もあり、ひとりひとりの人間ドラマも薄く、先述したように、とにかく悩むヒマもないくらいのスピードと数のゾンビが襲ってくるので、どうしたってアクション寄りの内容にならざるを得ない。ゾンビを走らせるだけで、作品の本質がこれほど変化してしまうのだ。その差を見比べるのも面白いかも知れないが、オリジナルのテーマ性を著しく損なったリメイクである事は確か。


FSS さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2017-12-30死霊館46.57点
ワールド・ウォー Z45.89点
ゲド戦記03.69点
エスター66.89点
サプライズ(2011)35.41点
ゼロ・グラビティ57.64点
イット・フォローズ45.96点
2007-08-09スパイキッズ45.69点
2007-07-07ファイナル・デッドコースター55.58点
2007-07-03テキサス・チェーンソー ビギニング45.95点
ドーン・オブ・ザ・デッドのレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS