|
タイトル名 |
K-20 怪人二十面相・伝 |
レビュワー |
つむじ風さん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2009-02-01 00:56:47 |
変更日時 |
2009-02-01 00:56:47 |
レビュー内容 |
「貧しさと人情」を前面に出しすぎて、「3丁目の夕日」的受狙いが少々鼻につきますが、娯楽作品として十分高いレベルにあると思います。 明智・小林少年コンビを地に墜とすシナリオは、江戸川乱歩原作に対する心地よい裏切りです。ビルの大跳躍や荒唐無稽な秘密兵器も、日本CG技術の進歩を窺わせる自然な仕上がり。新20面相誕生の落ちに大喝采です。 おしむらくは、時代設定にマッチした音楽の挿入と俳優陣のフレッシュな演技。 大会社の製作となると、大コケできない為か、最近の邦画はいつも定番もしくは売れ線の俳優しか起用しない。映画の始まる前から、演技が想像できてしまう。 『ダークナイト』のジョーカーのような掘り出し物の演技には到底出会えない。 キャスティングにも心地よい裏切りとチャレンジを期待~邦画全体に対してですが。
|
|
つむじ風 さんの 最近のクチコミ・感想
K-20 怪人二十面相・伝のレビュー一覧を見る
|