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タイトル名 |
遊星からの物体X |
レビュワー |
pony-boyさん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2003-10-26 20:30:25 |
変更日時 |
2004-04-18 02:32:46 |
レビュー内容 |
ジョン・カーペンターの最高傑作にして、SFホラーの金字塔!賛否両論ある邦題のネーミングも、原題をそのまま邦題とするのを潔しとしない配給会社の心意気が窺われる。さてこの作品、女性が全く出てこない。よってホラーに付き物の絶叫悲鳴がない。また登場人物も極めて少ない。彼らの背景描写もないため、誰が誰やら分からん方も居られるだろうがそれがより不気味さを助長している。そして、南極基地という完全に閉鎖された空間。もちろんこの作品を成功させた最大の要因は、SFXもさることながら、お互いがお互いを疑う疑心暗鬼という状態をクローズアップさせたことにある。これによりあの『血液検査』の名シーンが生まれる。だがそれもつかの間、今人間だとしても10分後にXでない保証は無い。まさに底なしの疑心暗鬼。そしてラストのあのセリフ。「見るんだな・・・。どうなるか」。その後映画、漫画、ゲームに絶大な影響を与えた紛れも無い傑作である。 |
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