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タイトル名 |
ブラックホーク・ダウン |
レビュワー |
ウーフーさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2003-12-03 12:35:08 |
変更日時 |
2003-12-03 12:35:08 |
レビュー内容 |
アメリカ戦争映画の層の厚さを思い知らされる秀作。並みの国では、戦争映画は「反戦」か「好戦」かでしか捉えられないため、ブラックホークダウンような作品が生み出されることがない。この作品には、悪の親玉は登場しない。主人公も定かではない。最後まで観ても救いがあるわけではない。しかし、無秩序のソマリアを支配する何かを感じとることができる。すなわち、民主主義の正義の刃も、平和主義の対話路線も、まったく通用しない世界があるということである。「兵士たちは何のために死んだのか?」という理由を問うことすら無意味な、すさまじき境地を描くことが出来るのは、やはりこの現代においては、アメリカだけなのだろう。 |
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