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タイトル名 |
パール・ハーバー |
レビュワー |
スルフィスタさん |
点数 |
4点 |
投稿日時 |
2004-04-29 03:27:37 |
変更日時 |
2004-04-29 03:27:37 |
レビュー内容 |
真珠湾攻撃の経緯の描き方、米軍の猛反撃等アメリカ万歳のあおりはしょうがない。ただ国際的にそれがまかり通るのもアメリカの強さ。そっちの主観を切り捨てまず目に付くのが日本サイドの美術、戦国大名真っ青の青空会議に尊王等の旗、池の船を棒切れで突っつく軍首脳達、テーブル、メガネetcには時代を超越したイクサを連想しながら唖然。 笹原兵器工場への空襲、中国への不時着等は真珠湾のシーンと同じ映画と思えない程のショモショモ感に呆然。マコの片言の日本語を見てもそれと同様の姿勢を感じる。ラブストーリーとしては全く見所ない展開、旅立つベンを探してホームで涙するケイト・死んだはずの男が現れ当惑するケイト、過去の名画からカット&ペーストしただけでどうだと言わんばかりに物語から浮き上がっている。これら画としての美しさのみでパンフor写真で十分。クライマックスにイヴリンと子、レイフの3ショットのやわらかい画を入れる為に中国不時着後超人的な粘りで助かるレイフ、有り得ないね、アホらしいね。このシーンが表すようにアクションもCGで弄ったとこ以外は見所が無い。配給先ごとにカット・差し替えを自在にやってのける作品に対するポリシーの無さ、プライド無き迎合は「キルビル」の比ではない、かなりがっかり。戦争物・恋愛ドラマ・アクションとして印象に残る物ははっきり言って無い、しいてあげればオープニング直後の幼いレイフとダニーが友情の言葉を交わすところ。 その後3時間強は出演陣のヒートアップに反比例して僕の気分はクールダウン。
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