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タイトル名 |
無限の住人 |
レビュワー |
ロカホリさん |
点数 |
3点 |
投稿日時 |
2017-04-30 18:03:26 |
変更日時 |
2017-04-30 18:03:26 |
レビュー内容 |
原作既読。予告編を観たら主要キャラクター総登場的だったのであの濃厚な原作をどうするのかと思ってましたが、まさか仇討ち完了までとは思いませんでしたね。1本で描くのだったら顔見せ程度の百琳と偽一と狂犬の尸良は市原がハマっていたけど無骸流一派、道中で待ち伏せしていた火瓦、宇留間、花田は丸々カットで良かった気がする。儚げでいて華麗な槇絵の次元を超えた最強っぷりの描写が弱いしなぜか花魁なんかになっているうえ大事な天津との関係も単純なモノに悪変され、そのせいで天津も槇絵もキャラが薄くなってて凄く残念だった。無駄にキャラを入れまくって大事なトコ省いてどうするんだよと思いましたね。 前半はただ順番に戦闘を繰り返して消火するだけのダイジェスト。戦闘での殺陣は誰が相手でも変わり映えせず乱闘的にぶった切りまくるだけで見せ方に特徴も工夫もない。万次が変わった得物を出しても相手が特異な恰好をしていても大してクローズアップされずエピソードを抽出して順番に入れているだけ。その間にキャンキャン吠えながら鼻水を垂らしている凛が入ってくるワンパターン芸ばかりで退屈だった。肉体破壊や残酷な描写はほとんど音で誤魔化すだけなのは主役に釣られて観に来る層を意識してのレイティングのせいなんだろうけど、この原作を映画化するなら逃げちゃダメだろうと思いますけどね。まあ「不死身って死ぬほどめんどくせぇ」なんてセンスのないコピーや300人斬りなんて意味不明なモノを売りにしたり、背中の「卍マーク」を「万」に替えてる時点でダメだこりゃとは思ってましたが原作テイストが全く感じられないただのキムタク向け時代劇でした。せめて前後編にすべきだったな。三池と時代劇の相性は良かったと思うけど今回はダメでしたね。 |
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