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タイトル名 |
地獄に堕ちた勇者ども |
レビュワー |
チャターBOXさん |
点数 |
10点 |
投稿日時 |
2004-01-05 16:41:28 |
変更日時 |
2004-01-06 13:33:33 |
レビュー内容 |
ミラノの貴公子、ルキノ・ヴィスコンティによる深遠で、荘厳で、感動的な作品。副題は(ニーベルングの指環)「神々の黄昏」。ヒトラーのナチズムが蔓延していく重苦しい退廃的な時代の空気の中で、宿命の罠に引きずり込まれていく人々のあり様を、窮極の映像美で、雄弁に表現し尽くした見事な作品である。エッセンベック一族を翻弄しつづけたアッシェンバッハもまた、破滅の道を歩んでいたのであろうか。流される宿命を超越するためには、多数の理性の力と勇気とが必要ではなかろうか(「理性が眠るとデーモン(悪魔)が目覚める」)。私にとって古今東西、No1の映画です。 |
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