|
タイトル名 |
リービング・ラスベガス |
レビュワー |
ひろみつさん |
点数 |
10点 |
投稿日時 |
2003-11-22 02:05:09 |
変更日時 |
2003-11-22 02:08:28 |
レビュー内容 |
ニコラスケイジの破滅的な酒の飲みっぷりが凄まじい。破滅するために飲んでるみたいだ。原作者もアル中で、これを書き上げた後、自殺してる。題名には二重の意味があるように思うな。ラスベガスを離れるというこの題は女にとっては人生の再生、男にとっては死を意味するのではないか。ラスベガスは確か、アメリカで最も酒場が多い街のはず。救いのない話なんだけど、どこかすごくピュアなものを感じさせる。二人の結びつきは紛れもない純愛だ。男にとって、彼女は聖母マリアのような存在であり、彼女にとって男は、破滅的な飲んだくれだが、間違いなく誰よりも自分を愛してくれた男なのだ。それを象徴するようなラスベガスの夜景が息を呑むほど美しい。「俺に酒をやめろと言うな」という言葉には打ちのめされた。 |
|
ひろみつ さんの 最近のクチコミ・感想
リービング・ラスベガスのレビュー一覧を見る
|