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タイトル名 |
白熱(1949) |
レビュワー |
ペリエさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2005-06-02 15:26:55 |
変更日時 |
2005-06-02 15:32:10 |
レビュー内容 |
母親を車で追跡するシーンや刑務所での面会シーンなど随所に緊張感ある場面があり、それに加えて肝っ玉母ちゃん、嘘つきの欲深女と個性的な登場人物が映画を盛り上げる。なかでも、ギャングとマザコンを組み合わせた主人公は驚きで、粗暴でエネルギッシュといったこれまでのギャングイメージに加えて、狂暴性を持ったコーディなくしてこの映画は成り立たない。この複雑な人物を演じたギャグニーは見事で、小柄だが裡に狂暴性を秘めた雰囲気は、彼にしか出せない雰囲気だと思う。ちなみに、マザコン要素をコーディに加えたのはギャグニーの意見らしい。コーディは最期まで留まることなく悪の道を突っ走り、悩むことも、恐れることもない。コーディの鬱屈していた狂気が全開したようなラストも圧巻で、white heatの原題も頷けました。悪漢映画として今観ても楽しめる傑作だと思います。 |
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