みんなのシネマレビュー
ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日 - 花守湖さんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日
レビュワー 花守湖さん
点数 9点
投稿日時 2013-03-09 23:26:44
変更日時 2013-03-20 01:09:02
レビュー内容
ベジタリアンの主人公が、人肉を食べるという結末に衝撃を受けます。あの悪童コックを食べたということです。コックは「お前らは偽善者だ」と言いたかったのでしょう。生きる、ということはもっと本能的なものなのだ。動物の肉すら食べたことがない主人公が、コックの人間学を実践し、そのコックの肉を食べるという皮肉。少年は自分が許せない。彼は宗教家であり、自分こそ善良な人間だという自負があった。幻想的なまでに美しい海の景観は、己の罪を覆い隠し、美化したい主人公の欲求が作り上げた壮大なファンタジーである。トラと漂流したという究極のでっちあげは、おぞましい現実から目をさらすためにつくりあげたカモフラージュ。もちろんトラ=主人公本人です。罪深い自分をトラに見立てた。そして少年がトラを受け入れる瞬間、すなわち少年は自分自身の罪を受け入れたことを意味します。少年とトラの長い漂流は、実は少年が、己の罪(=トラ)に苦しみ、自殺するかどうか葛藤していた時期です。少年は自分を赦した。生きる道を選択した。アーメン。さらにトラを擬人化しなかったことは評価できる。トラが少年に対して友情を感じ、「パイちゃん助けてくれてありがとうね」なんていうそぶりを見せたら、たちまち本作品は失敗作で終わっていた。私ならリチャードパーカーに助演男優賞を与える。たまにはレッドカーペットにトラを走らせてアカデミー賞の低視聴率を解消しやがれ。私が言いたいことは1つである。「トラと漂流した話をそのまま信じろ!」事実は1つ。しかし真実は人の数だけ存在する。ファンタジー万歳!
花守湖 さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2016-08-16オデッセイ(2015)96.83点
2015-10-12メイズ・ランナー85.82点
2015-08-16マレフィセント106.27点
2015-06-25ブルージャスミン06.43点
2015-06-25ゴーン・ガール106.87点
2015-01-04トランスフォーマー/ロストエイジ15.42点
2014-11-09シュガー・ラッシュ97.50点
2014-10-25チチを撮りに86.76点
2014-10-18永遠の016.27点
2014-10-05それでも夜は明ける96.50点
ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日のレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS