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タイトル名 |
ショー・ミー・ラヴ |
レビュワー |
花守湖さん |
点数 |
10点 |
投稿日時 |
2005-01-16 13:04:06 |
変更日時 |
2009-11-14 08:43:35 |
レビュー内容 |
同性愛者をとりまく中学生たちの残酷さが印象的です。子供の特徴は、明るくて元気があって、そして残酷なことだと思います。子供特有の、まだ他人の痛みを知らない無邪気な残酷さが、異邦人である子供の自意識を刺激して傷つけます。 青春の楽しい部分よりも、残酷な部分が目に付きました。 ところで大人の定義とはなんでしょうか? 子供から大人になるということは、人を本気で愛することができた時、深く傷ついた時、あるがままの自分を受け入れることができた時、この3つだと思います。そのために大人は、子供の無邪気さを失いますが、それが大人になるということかもしれません。 あのトイレをみんなで取り囲むシーンは、暴力的にすら感じましたが、しかしそのトイレから堂々と出てくるラストシーンは、異質である自分たちを否定せずに受け入れることができた瞬間だと思います。まるで自意識からの解放でした。これは成長の物語。 |
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