|
タイトル名 |
息子の部屋 |
レビュワー |
花守湖さん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2005-03-03 20:37:08 |
変更日時 |
2005-03-11 20:59:11 |
レビュー内容 |
死んだ息子を好きだったという少女が登場してきてからこの映画はとても面白かった。 その少女に対するあの家族の接し方というのが、私にとっては、とても不思議な感じがして新鮮だった。「あんなふうになるのか」となんとなく納得。 ラストシーンも印象的。最後は海岸を笑顔で歩く家族の姿が映し出される。しかしそれは歩くというよりは、「さまよっている」という表現がぴったりと当てはまると感じた。 家族全員が、埋めようもない心の空洞を抱えながら、どこへ行くともなく、ふらふらと、さ迷い歩いている─。そういう印象を強く持った。家族の悲しげな笑顔と背景の青い海が、なんとも言えないバランスを作り出していた。 |
|
花守湖 さんの 最近のクチコミ・感想
息子の部屋のレビュー一覧を見る
|