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タイトル名 |
ザ・ビーチ(2000) |
レビュワー |
元みかんさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2004-07-10 21:11:20 |
変更日時 |
2004-07-10 21:13:26 |
レビュー内容 |
中途半端なダメダメ主人公は、ぜひともユアンにやってもらいたかったです……というのは冗談ですが、アジアで一人旅をして沈没していく様が、すごくよく描かれていたように思います。欧米からアジアに一人でやってくる旅行者なんて、どっか変わっているし、人と同じコトなんてしたくない!なんて思っているんでしょうね。いろんなことをやってみたい、自分は特別なんだとか思って自意識過剰になっているんだけれど、結局は一人じゃ何にもできないってことに気付かされ、お互い傷をなめあって生きているのかも。と、ここまで酷く書くのも私自身、一歩間違うとパラダイスで共同生活を行っている人たちの一人に入り込んでしまう恐れを感じたから。オンリーワン(って言葉、最近の自治体のスローガンによく使われていますよね 汗)意識があるのはいいんですが、共同体にうまくなじめなくてその現実から逃れようとするとき、人はありったけのパワーを使って、幻想を作り上げ、その世界を守ろうとするもの。つくづく怖いなぁって思います。ちょっと教訓じみているのが鼻につきました。構成員を覗いてみると、レオちゃんと一緒にパラダイス入りしたフランス人男性のみが、まともな神経を持っていたように感じます。きっと坊ちゃんだったのでしょうが、あそこに入り込んだ彼は何をどう考えていたのか、、、怪我している仲間にずっとつきそっていたフランス人から見たパラダイスを見てみたいなと思いました。それでも宝探しのように、パラダイスを探そうという冒険心のあった前半部分は楽しかったです。退廃的で、ドラッグの臭いがプンプンするのは、ダニー・ボイルだからしょうがないっしょ(ちなみに私はダニー・ボイルが好きです)。 |
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