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タイトル名 |
嫌われ松子の一生 |
レビュワー |
六爺さん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2007-12-16 15:12:33 |
変更日時 |
2007-12-16 15:19:42 |
レビュー内容 |
コメントに困った映画。
正直、こういう映画は余り好みではないが、松子の成れの果てに感じる強烈な「哀れみ」は 他の映画では感じた事のない程のものだった。それが自分にも起こり得るっと考えると、 ああはなりたくないという焦りさえ感じた。教訓って意味ではアリだと思う。
とはいえ、テンポが早い上に要素が多すぎて話の構造が分かりにくく、言いたい内容が分かり にくいと感じた。それは僕の理解力のなさから来るものなんだろうとは思う。 分かりにくかったものの、この映画の言いたかった事はなんだったんだろう?と考えてみた。
死後、松子が妹と和解し、待つべき人のもとに帰れたという描写があるので 待つべき人の元に返る事が幸福だ、って事になるのかな? ただ僕としては、やっぱり生きているうちに幸福になって欲しいと思う。
悲劇のストーリーには、己の主張を貫いたとかソレに伴う対価が必要だと思う、 ところが松子はこれから頑張ろうとしている時に殺されてしまっている。 多くの映画が主人公の目的が達成される事で完結するが、松子の人生は転落人生で、 誰にも見取られず河原で殺されてしまうあたり、他人から見ればその人生は無価値のように 思えてしまう。
無理やり考えれば、全く無価値のように思える人生でも、多くの人が繋がる事で成り立っている。 1人のように見えても、人は1人ではない。という事とか・・・。 う~ん、2.3回見ないとよく分からん気がする。と、まぁ色々考えさせられる原動力を 秘めた映画って事で7点。 |
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