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タイトル名 |
ラスト サムライ |
レビュワー |
モモッちさん |
点数 |
4点 |
投稿日時 |
2004-01-18 00:58:25 |
変更日時 |
2004-01-18 01:41:17 |
レビュー内容 |
まず、殺陣は凄かったです、ここに4点! でも、気に入らないのは、映画全体を通してオリエンタリズムが、プンプン匂ってくることです。なんかルイス・ベネディクトの「菊と刀」そのまんまって感じです。 歴史考証もおかしいです。なんでサムライたちは刀と弓矢だけで、火縄銃使ってないんでしょうか?1877年で仮に日本が舞台だとするなら、出てこないのはおかしいです。近代と中世の対立を明確にしたかったのかもしれませんが、乱暴です。 トム・クルーズが日本語最後までぜんぜん上達しませんでしたが、あれこそがこの映画の全てを物語っています、彼らにとっては日本の歴史など関心を払う問題ではないのでしょう。そこにあるのは、彼らが独自につくりあげた「サムライ」という、オリエンタリズムに裏うちされた幻想だけなのではないでしょうか。 |
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