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タイトル名 |
地球が静止する日 |
レビュワー |
TANTOさん |
点数 |
3点 |
投稿日時 |
2009-12-13 01:32:50 |
変更日時 |
2009-12-13 01:32:50 |
レビュー内容 |
扱うテーマが壮大かつ複雑な割には短い上映時間。100分少々?エンドクレジット省けば90分ちょい???いや無理でしょう。ストーリー自体はよくある、「地球を食い物にしてる人間に警告」系映画。その割にメッセージ性に乏しい。そんな深刻な事態だってわかってから「私たちは変われるのよ!!」って力説されても悪あがきにしか見えない。
キャストにも魅力無し。半ば無理矢理見たいに、白人の子供を黒人にしたり、中国人のスパイじいさんが某コーヒーCMのトミー・リー・ジョーンズさんみたいなこと言い出したり、要は色んな人種が仲良くやってますよって言いたいんだろうけど、上述のようにこれも薄っぺらい。
黒人の子供は見ていてけっこうな不快感でしたが、でもよそ者に排他的な態度を取るってのは大変真実味があって評価できます。すぐ殺せ殺せ言うのは確かにドン引きですが、自分たちのテリトリーによそ者が急にやってきたときの反応としてはとても正常なものではないでしょうか。逆に他の惑星に地球人が急に侵入したりしたら、今度は地球人が迫害されるんだろうし。球体を攻撃するところとか、クラトゥにやたら批判的な態度を取る黒人の子供も、そういう意味では飲み込んで鑑賞することが出来ました。ある意味この映画で一番よく出来ているところだと思います。まあ、薄っぺらさが災いして重みが無いから分かりにくいんですが。
この規模の映画なら最低2時間半は欲しいところ。上映時間の縛りと言うのは書籍と違って、映画の最大の弱点でもありますが、今作は完全にそこを失敗してしまいました。3点、かな。 |
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