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タイトル名 |
ワールド・オブ・ライズ |
レビュワー |
TANTOさん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2010-03-03 16:22:15 |
変更日時 |
2010-03-03 16:22:15 |
レビュー内容 |
まずキャスティングについて、個人的にはラッセル・クロウさんは『グラディエーター』とか『マスター・アンド・コマンダー』などの体を張ったアクションのある映画で輝く俳優さんだと思っているので、今作のように徹底して中間管理職なラッセルさんはあまり好きになれなかったです。というか、この役柄ならたぶん誰がやっても好きにはなれなかったでしょうけど・・・。レオナルド・ディカプリオさんも、こういう役回りなら『ブラッド・ダイヤモンド』のそれのほうが好きでした。 そもそもキャスティングと言うより設定されているキャラクターに魅力が少なかったように思う。ホフマン(=ラッセル・クロウさん)は自国で家族との時間をエンジョイしながら現地の部下からの要求はおざなりに、自分の要求だけ押し通す上官役。対してフェリス(=レオナルド・ディカプリオさん)は現地のルールに則り協力者との信頼を基に活動を続けるものの、衛星も見破るような地元の強力なマフィアがはびこる街で女を作る、仕事に忠実なのかそうでないのかよくわからない配役。恋愛を絡めるなら、ハニとのパイプ役にどうしても必要な女性だとかそういうところに振ってほしかった。直接フェリスの仕事と関係のないところで、エージェントとしてあのようなスキを作るものなのかと疑ってしまう。また離婚調停中でそういう行動に出ると言うのもちょっと・・・。
かなりキャラクターに言及してしまいましたが、ストーリーは興味深い。米国のテロに対する意識、現地民の米国人に対する意識。そういったものが映画の話なりに伝わってきました。ただ、タイトルに"Lies"=「嘘」とあったからか知りませんが、ラストにあのようなどんでん返しにする必要は無かった・・・かな。自分としては最後まで正統派の社会派ドラマ仕立てで行ってほしかった。最近どんでん返しブームなのか、もう私は食傷気味なので。 |
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