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タイトル名 |
レディ・プレイヤー1 |
レビュワー |
TANTOさん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2018-05-21 22:35:02 |
変更日時 |
2018-05-21 22:35:02 |
レビュー内容 |
原作の和訳本、『ゲーム・ウォーズ』既読です。というか、たまたま偶然その書籍に興味を持ち、たまたま読み始めたところ、たまたま作品の映画化を知り、たまたま読み終えたころ検索してみたら、たまたま近くの映画館でやってたという流れ。しかも上映スケジュールの予定では「5月中旬で終了」との報。やべえ、これを逃すともう映画館で観れねえ。というわけですぐさま映画館に向かい鑑賞した次第です。
さてさて原作を読んで胸熱状態の私がさっそく映画化verを観ての感想は、、、正直ガッカリ感の方が少し勝ってしまうかな??以下にその理由を書いていきますが、まずキーを取る段取りが原作と全く変わってしまっていたことにガッカリ。原作から入るとしようがないのかもしれませんが、やはり原作で得たイメージを映画でも期待してしまうもので、それがゴッソリ別のものに変わってしまっていたことに少なからずショックを受けました。しかも一つ目のコッパーキーに関してはゲームの知識とは特に関係なく裏技のような攻略法になっており、それがハリデーの求めたものなのか甚だ疑問に感じました。原作ではどのキーの攻略に関しても彼の愛したゲームの攻略が必須だったというのに。
アルテミスに振られ、シクサーズにも出し抜かれ、ランキング外に落ち自暴自棄になるというドン底状態のときに、断固たる決意で臨むパーシヴァルIOI潜入ハッキング作戦が、あんなパスワードをメモで貼り、そこからハッキングされるという超絶つまらない展開に変えられたのも納得いかない。ていうかパーシヴァルはアルテミスのシールド破壊は計算に入れてなかったはずですが、なのになぜ全世界のガンたーを招集しようと思ったのでしょう?集めたところでシールドは絶対無敵なので、もしアルテミスがシールド破壊できなければ、原作でいうところの「超しらける展開」になったはずなのでは。こまかい粗がとても気になる。
一番「あーあ」と思ったのはアルテミスととウェイドを簡単にリアルで会わせてしまったことですかね。そこは原作では最後までなかったシーンだったのに。よくこの展開に原作者のOKでたな。
まあ分かってるんです。現実は世知辛いって。原作では出てきたウルトラマンやレオパルドンやエヴァも(おそらく権利の都合上)映画化はかなわなかったんだろうし、より一般向けにするようにいろいろ手を加えられて映画にされたんだろうなというのも分かっています。ただこういう、本当に読みながら頭の中でイメージを鮮明にして楽しめたストーリーというのは本当になかなかないので、やはり原作に近い形にしてほしかったという不満はいつまでも残ります。合掌。
いろいろ不満を書きたてましたが唯一良かったと思えたのは、「火・木のオアシス禁止」条例。原作にもあったハリデーの意思が尊重されていると感じました。 |
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