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タイトル名 |
犬鳴村 |
レビュワー |
TANTOさん |
点数 |
4点 |
投稿日時 |
2021-08-25 22:33:06 |
変更日時 |
2021-08-25 22:33:06 |
レビュー内容 |
2020年製作の映画とは思えない既視感。観賞後はガソリンスタンドや喫茶店などにたまに置いてある都市伝説特集の本を読んだ後のような感じでした。だいぶ昔には自分の周りでもそういう心霊スポット行ったとか、写真になんか映ってたとかこの手の話がいっぱいありましたが、最近はとんと聞かなくなりましたね。いつでも写真や動画撮影ができ、それをすぐさま世界中に共有できる機械をほとんどの人が所有してるような現代だと、「どっかの誰かが言っていた」とか「誰々が死んだ」とかいうのはすぐ調べがついてしまって、「よくわからないけど〜らしい」っていうので怖いと思うことは減ったのかもしれませんね。変な画像あってもフェイクとか作り物だろって思われやすくもなってるだろうし。だいたい『ブレアウィッチ』やら『パラノーマル』やらそういう映画がありますもんね、実際こんなふうに大々的に作り物のホラーがあるんだから、そりゃ都市伝説も存在感無くしますよね。
ダムに沈んだ村かぁ。自分にはなんだか海底都市のような神秘的な響きしかない(笑)。そんなんあるなら潜って見に行きたいわ。耳抜きできないから多分行けませんが(笑)。そりゃあ村がダムに沈むとなったらそれなりに闘争やら諍いはあったでしょうが、そう言ったものに思いを馳せることはあっても心霊ホラーのネタにはならないかなぁ。
ホラーのストーリーにやたらツッコミをすることは無粋ですので致しませんが、なんかちょっと近づいただけでほぼ無関係の人間もバッタバタと呪い殺されていくのはなんだか気の毒でした。なんもしてない人たちもいたのに。
主演の三吉彩花さんはなんだかシュッとしたスタイリッシュな女性ですね。色んな意味でこの映画にはそぐわない気がしましたが。逆に高島礼子さんは凄まじかった。大女優なのに、あんな役を全力で演じ切る様を見て背筋がゾッとしました。それが一番ホラーだったかも。まさに「怪演」だったと感じました。 |
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