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タイトル名 |
プラトーン |
レビュワー |
TANTOさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2004-11-27 22:24:15 |
変更日時 |
2004-11-27 22:24:15 |
レビュー内容 |
「反戦争」というムードは終戦直後に爆発的に高まり、その後産業発展を遂げる過程でそれはだんだんと薄くなっていき、そして近年ではイラク戦争やテロリズムの影響でまた高くなってきています。この映画が作られた'86年の時点では少なくとも日本のそういった反戦意識は正直薄くなってるときだったと思います(まあアメリカにはとてもタイムリーなトピックだったんでしょうが)。そんな時代に今見ても充分通用するほどの戦争の実態をここまでまざまざと見せてくれている映画があったというのはとてもすごい事だと思います。逆に言えば、こういった戦争の実態を描いた映画は最近では珍しくはないので、そういう意味でのインパクトはオレには多少弱かったように思います。しかしどうしても臨場感と言うかあそこまで狂ってしまう人間がいることが、ぬくぬくと生きてきてしまっている日本人の私達には実感が湧かないのが悔しいと言うか、なにか歯がゆいですね。戦争の現場がどういうものかも知らないので、自信を持ってこういう映画に対して発言もできないし、いくら何を語っても全て安全圏にいる者の「外側の」意見にしかなり得ません。この映画が出来てからもうすぐ20年になりますが、そろそろ日本にも国際感覚をもった人が増えてきて欲しいと思いますね。いつまでも外側のことでは済まないのですから。 |
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